bknshn’s blog

プログラミング、言語学習(中国語、英語)などについて書きます。GitHub: https://github.com/bknshn

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中央アジア旅行記 2018/6/20 - 2018/6/28 中編

前回の記事の続きです。 今回はカザフスタンが中心。

6/23 バス - アルマトイ

ウルムチ(中国)からアルマトイ(カザフスタン)までの30時間のバスの旅。
バスは2段ベッドがたくさんある感じで、旅をしていることを実感できてテンションが上がった。 f:id:knshn:20180715191759p:plain

前日にバスに乗ったのが夕方だったので、ペットボトルの水とビニール袋を使って歯を磨いて就寝。

早朝に運転手に起こされ、バスの外に出て中国の公安のような場所で乗客全員の本人確認が行われる。 中国国内移動中は数回、バスが公安を通過するたびにこのようなことがあった。

予想していたよりやや早いペースで進んで行き、途中で朝ごはんの休憩で止まったりしつつ、昼過ぎぐらいに中国 - カザフスタンの国境に到着。

ここからの中国の出国審査が大変だった。
もろもろの手続きが終わった後、中国以外のパスポートを持っている人はパスポートを回収され、一人一人順番に個室に連れていかれる。
一人20分ほど検査をされているらしく、何を検査されるのかもわからない状態でひたすら自分の番が回ってくるのを待つ。
途中で他の客がMacBook Airの充電器がなくて困っていて、自分のものを貸したが、検査で充電器が必要になるのはどういうことだろうと思っていた。

2-3時間ほど待ってやっと自分の番が来たので、個室に移動する。 持ち物検査をされ、どうやら電子機器の中身を全てチェックされるらしい。
PCとスマホのロックを解除するように言われ、中の写真やファイルを手当たり次第に見られ、検査官の目についた電子ファイルの説明を求められる。
日本人だから珍しく思われたのかかなり入念にチェックされ、30-40分ほどの検査を受けた。
検査が終わるとやっと国境を通過でき、バスに戻る。

そのあとのカザフスタンの入国審査はそれほど厳しくなく、終わってバスに戻ってひたすら時間を潰す。
この頃になると2人の同行者が死にそうになっていたが、自分はそうでもなかった。
暇すぎてひたすらグラフカーネルに関する論文を読んでいた。

カザフスタンに入ってから一回夕食を食べる場所にとまる。
自分たちはその時カザフスタンテンゲ(通貨)を全く持っていなかったため、バスに一緒に乗っていた乗客に両替してもらいなんとか夕食にありつく。
言語も店の人と全く通じなかったので、他の乗客に中国語をロシア語(カザフ語?)に翻訳してもらい注文。
料理は結構美味しかった。 f:id:knshn:20180715193600p:plain

30時間のバスの旅を経て、夜中にようやくアルマトイに到着。(中国とカザフスタンの時差のため)
まずはホテルを目指す。

ここからの出来事が理由で、アルマトイに対する印象が大きく下がる。
バスを降りてまず周りの人に言語が全く通じなくて驚く。英語ももしくは中国語(バスに乗っていたカザフスタン人は中国語が話せる人が多かった)は少しは通じると思っていたが、全く通じない。
ホテルは駅から10kmほどの距離で、流石に歩くのは厳しいのでなんとかしてタクシーを探そうとする。
そんな中男女のペアに話しかけられて、どうやらタクシーで連れて行ってくれる様子。 スマホなどを使いながらなんとか意思疎通をして、近くの両替所に連れて行ってもらい5000 tenge(2000円ほど)を支払う。
近くのタクシー運転手に連れていかれ、その二人はじゃあまたーという感じでどこかに行ってしまう。 どうやらタクシーの案内料だけで2000円ほど持っていかれたらしい。

そしてタクシーの運転手もやはり言語が全く通じず、スマホの地図を見せるがあまり理解していない様子。 またさっきの人たちに紹介されたタクシーなので、ちゃんとした人なのかも不安に思っていた。
交差点のたびに指差しで方向を指定しすると従ってくれ、なんとかホテルにたどり着く。
とりあえず無事にホテルにたどり着けてよかった以外の感情がなかった。

ホテルについた後は英語も通じて安心感がすごかった。
今まで言語が全く通じない環境で生活をしたことがなく、また初日でぼったくられたトラウマもあり、それに比べてホテル内の環境がよすぎて、外に出て観光する気持ちが全くなくなった。

6/24 アルマトイ ホテル

ホテルの環境が快適すぎて、みんな今までのバスの旅で疲れもたまっているようだったので、もう一泊このホテルに滞在してからタシュケントに出発することに決定。
今日一日は皆旅行の影響で遅れている大学の課題などの進捗を生むことにする。

昼に一回昼ごはんを食べるために外に出る。
この瞬間、アルマトイが、前日の怖い街という印象から180度反転する。
まず、都市部なのに緑が多く整備されていて全体的に綺麗ですごく爽やか。
そして若者(特に子供)が多くおしゃれな店も多い。
街の中心部は英語が話せる人もそれなりにいた。
そして何より金髪の美人が多い!
欠点といえば、道の脇にある植物用のスプリンクラーが、一定確率で歩行者を攻撃してくることぐらいだった。 f:id:knshn:20180715194812p:plain f:id:knshn:20180715194820p:plain アルマトイの街並み

昼食を食べて、スーパーでお酒などを買う。
大きいスーパーなのにアルコールががウォッカとビールぐらいしか売っていなくてすごかった。

夜はホテル内のレストランで食べて、部屋に戻って飲酒タイム。
この頃はアルマトイという都市を完全に信用するようになって、深夜の2時ごろからカラオケに遊びに行く。 周辺に深夜も営業しているカラオケがたくさんあってすごいと思った。
日本語の歌はもちろん全くなく、知っている英語の曲を1時間ぐらい歌ってホテルに戻って寝る。

6/25 アルマトイ - 国際電車

朝遅く起きてホテルで朝食を食べる。
昼過ぎまで時間があったので、ホテルでテニスや筋トレをして優雅な生活を送る。
最後に外に出て昼ごはんを食べて、ホテルに戻ってきて荷物を回収して、駅に向かう。 f:id:knshn:20180715195045p:plain 国際列車の駅

ネットで予約していたタシュケント行きの国際列車に乗る。
国際電車はウルムチ - アルマトイ間の国際バスに比べて、清潔で環境がよかった。 f:id:knshn:20180715195116p:plain

おしゃれでめちゃくちゃ気に入った都市、アルマトイに別れを告げた。
電車内で就寝。

続く
次回ウズベキスタンで最後です。